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「ハプスブルク展」レクチャー＆見学会　報告　　　　　　2019年11月1日（12.21記）

　日墺協会では友好150周年の今年、会独自のイベントとして「ハプスブルク展　レクチャー＆見学会」を2019年11月1日に開催しました。これは上野で開かれている「ハプスブルク展　600年にわたる帝国コレクションの歴史」に合わせて、国立西洋美術館の協力を得て開催したものです。今年は10月に相次ぐ大型台風に見舞われ、各地で大きな被害が出ましたが、この日は久々の秋晴れの天気のもと、清々しい気持ちで展覧会を楽しみました。

　第1部は国立西洋美術館の主任研究員・中田明日佳さんから、映像をふんだんに使ってハプスブルク家の美術コレクションについての詳しい解説がありました。参加した皆さんは興味津々といった雰囲気で、熱心にメモを取りながらレクチャーに聞き入っていました。レクチャーのあとは自由見学。それぞれのグループに分かれて、いま説明を受けたばかりの名画を心行くまで味わっていました。特に有名なベラスケスの「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」の前では、じっくりと名画を鑑賞していました。

　美術館でハプスブルクの名画や至宝を見学したあと、参加した皆さんは上野の森をゆっくり散策するなど、心ゆくまで芸術の秋の一日を満喫していました。（参加者71人）